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- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2003/12/19
- メディア: コミック
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凄く印象に残る良い作品だった。
よしながふみは、最初ただのやおい作家(比較的まともなものを描く)という位置づけだったので、
「大奥」や今作といったやおいを離れたところでパワーのある作品を出されると嬉しい驚きがある。
考え方が似てると思うところが多い。
たぶん、私と同じように思想的にフェミニストというには活動する気も無いし温いけど、苦しくて仕方のないタイプの人なんだろうというのは感じる。
短編集だが、どれも凡作が無く面白い。素晴らしい。
イマジンと同じ、強い自立した母(父はいない)というキャラクタが出てくる。
女性の強さとか弱さとか描くときに、人間くさくも強い母親というモチーフは重要なのかも知れない。